順 | 画像 | 説明 |
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1 | 気泡のパテ埋めをしていきます。
今回使用するのはポリパテ(WAVE製・すべすべ)です。このパテは主剤と硬化剤を混ぜ合わせて使用する液状に近いタイプで、作業できる時間は20〜30分くらいです。 気泡処理は時間が掛かりパテが途中で固まってしまうので、少量ずつ使用したほうが節約できます。(それでもほとんど捨てることに・・・) |
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2 | まず少量のパテと硬化剤を混ぜ合わせて、カルコの針先に必要量付けて気泡の上を針先で往復して気泡の中にパテをすり込んでいきます。
気泡の上にパテが少し盛り上がるくらいに盛ったら乾燥を待ちます。(2時間くらい) |
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3 | パテが固まったら600番の紙ヤスリで削って、1000番で仕上げます。
まだ気泡が埋まらなければ繰り返しパテ埋めです。 この後に”気泡処理その2”があるのでそれほど神経質にならなくてもOKです。 また、ここでも洗浄せず、歯ブラシとエアブラシ(空吹き)で削りカスを飛ばして終了します。 ただし、歯ブラシでゴシゴシ擦ってしまうと気泡に埋めたパテが取れてしまうことがありますので注意して下い。 |
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4 | 仮組をしていきます。
使用するのは、@ラジオペンチ・Aニッパー・B真鍮線・Cピンバイス・Dカルコ(針)・E瞬間接着剤、です。 レジンキットは接着剤(今回は瞬間接着剤を使用、プラモデル用の接着剤では接着できません)のみの組立ではなく、真鍮線などの金属線での軸打ちをすることで固定し組み立てていきます。(プラモデルのようにポリキャップを使用して組み立てるキットもあります) 軸打ちも人それぞれで、打ち込む軸より一回り大きめの穴を開けてその穴にパテをつめて、パテが乾く前に位置決めをする方法が主流のようですが、私は面倒なので軸と同じ径の穴を掘り一発決めで軸打ちをしていきます。 |
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5 | まずは位置決めです。
組合わせるパーツの片側に浅めに(1〜2mm)穴を開け、穴から少し先端が出るくらいの真鍮線をさします。 |
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6 | 飛び出している真鍮線の先に、朱肉などのインクか鉛筆で色を付けて、真鍮線をさしていない方のパーツにギュッと押し当て、穴を開ける目印を付けます。
軸打ちの位置決めができたらこの時点で真鍮線を接着します。 接着には瞬間接着剤を使用します。組み合わせるパーツのどちらに接着するかは自由ですが、塗装する際、邪魔にならない方に接着した方が良いと思います。 私は1パーツに最低1箇所接着しています。 |
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7 | 両方のパーツに5mmくらい(パーツの形状にもよる)の深さの穴を掘り、組んでみます。
1mm以下の真鍮線でしたら曲げて調節できるので、角度などうまくできなかった場合は調節してください。 それでもうまくできない場合は、パテなどで穴を埋めて掘り直しになります。 |
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8 | 私はプラモのランナーをライターであぶって伸ばした物(ランナー伸ばし)を差し込んで瞬間接着剤で接着して穴埋めしています。 | |
9 | 胴体と腰部、股関節と足の付け根、肩と胴体などの荷重のかかる部位は軸が1本ですと回転したり傾いたりしますので2〜3本軸打ちしてください。
左の画像は固定用に2本軸打ちしています。このくらいのサイズならこれでOK。 |
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10 | 専用の台に固定したい場合(レジンキットは台に固定した方が良いと思います)は仮組ができた時点で設置位置を決めます。
足の裏の真ん中とかかとあたりに1本ずつ1.2mmの真鍮線を差し込み、計4本で固定します。(パーツの形状によって臨機応変に太さ本数を調整) 差し込む深さは、台の方は台の厚さぎりぎりで、パーツの方は形状、厚みにもよりますが3〜5mmくらいです。 台への設置用の真鍮線は、塗装時に邪魔になるので、この時点では接着せずに抜いておきます。 |
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11 | 仮組ができた状態です。 | |
12 | この台は木製の飾り彫り無しの台で、模型イベントなどでウッディジョーというメーカーで、 1枚50円で購入したもの(傷物)を、キズ・虫食いの穴を”木工パテ”で埋めて、ヤスリで磨いて、ウレタンニススプレーで着色しました。 円盤タイプの台はどこを向けても同じ(正面が無い)なので気に入っています。 |
1.道具とパーツの切り出し ↓ 2.パーツの洗浄とパーツの歪み直し ↓ 3.ディテール・スジボリ・ヤスリがけ ↓ ★4.気泡処理その1と仮組(軸打ち) ↓ 5.サーフェイサーと気泡処理その2 ↓ 6.本塗装 ↓ 7.組み立て・完成 |
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